最初にやること
働く時間を増やす前に、106・123・130・160 万円のどのラインに近いかを先に判定します。
このケースで先に確認するポイント
- 税金だけでなく社会保険加入で手取りが大きく変わる
- 配偶者控除の判定は配偶者の所得ベース、本人の税負担は別で動く
- 育休復帰直後は年収見込みがぶれやすいので月次で見直す
勤務パターン別に先に見る壁
同じ『扶養の壁』でも、週の労働時間と勤務先条件で先に意識すべきラインが変わります。まずは時給と週勤務時間から年間見込みを置いて、どの壁に近いかを確認します。
| 勤務例 | 年収見込み | 先に見る壁 | 世帯手取りの見方 |
|---|---|---|---|
| 時給 1,150 円 / 週 16 時間 / 年 48 週 | 約 88 万円 | 大きな壁の手前 | 復職直後の慣らし運転向け。翌年の住民税や保育料への影響も小さめです。 |
| 時給 1,200 円 / 週 20 時間 / 年 48 週 | 約 115 万円 | 106 万円の社会保険 | 月 8.8 万円・週 20 時間・企業規模の条件を満たすと、130 万円前でも社保加入対象になります。 |
| 時給 1,250 円 / 週 22 時間 / 年 48 週 | 約 132 万円 | 130 万円の扶養外 | 本人の保険料負担が出るため、本人手取りではなく夫婦合算の可処分所得で比べる段階です。 |
| 時給 1,300 円 / 週 28 時間 / 年 48 週 | 約 175 万円 | 160 万円超と配偶者特別控除の縮小 | 税金は増えますが、働き損と決めつけず、収入増・年金増・世帯手取りで逆転点を確認します。 |
交通費、残業、賞与、年度途中の復帰月で年収見込みはずれます。年 1 回ではなく、月次で見直す前提にしてください。
子育てママの進め方
- 1
年収見込みを置く
時給・勤務時間・復帰月から年度年収を出す - 2
壁を横断で確認する
106/130 は社保、123/160 は所得税と配偶者控除で見る - 3
手取り差で判断する
世帯手取りと将来の年金増を含めて働き方を決める
注意点
このケースで使うツール
- 扶養の壁 判定 — 106 / 123 / 130 / 160 / 201.6 万円の壁を判定し、税金・社会保険への影響を整理します。
- 配偶者控除・配偶者特別控除 — 本人所得と配偶者所得から配偶者控除 / 配偶者特別控除の金額を算出します。
- 年収→手取り計算 — 額面年収から社会保険料・所得税・住民税を差し引いた実際の手取り額を計算します。都道府県・家族構成別の精密計算に対応。